タナ障害について
本ページではタナ障害がどのようにして起こるのか、タナ障害の原因について解説しています。また、具体的な症状についても解説しているので、参考にしてみてください。
タナ障害とは
タナ障害の「タナ」とは、膝の関節の内側にある「滑膜ひだ(かつまくひだ)」を指します。「滑膜」は、膝の動きを滑らかにする液体をつくる薄い膜です。滑膜ひだが炎症を起こした状態を、「タナ障害」と言います。
タナ障害の原因
タナ障害の原因については、野球やバレーボールのような膝の曲げ伸ばしを頻繁に繰り返す運動が挙げられます。プロのスポーツ選手だけでなく、中高生の部活動などでもタナ障害を発症することが知られています。
スポーツ時の激しい屈伸運動がタナ障害の原因となるのは、膝の曲げ伸ばしによって滑膜ひだが狭くなってしまうからです。運動習慣がある場合は、誰にでも起こりうるものだと言えるでしょう。
タナ障害の症状
タナ障害の症状については、大きく分けて2つあります。
1つ目は、膝の痛みです。膝の「お皿(膝蓋骨の内側や下側)」の部分に痛みを感じ、次第に膝の動かしにくさを自覚するようになります。症状が悪化すると、数分間歩くだけでも痛みを感じるようになるでしょう。
さらに悪化すると、運動時や歩行時に「膝くずれ(膝からくずれて座り込むこと)」を起こしてしまう場合もあるため、注意が必要です。
2つ目は、膝の「ひっかかり」。膝の曲げ伸ばしをすると、「お皿」の周りに何かが引っかかる感じがするとともに、「ポキッ」という音がします。
タナ障害は当院にお任せください
タナ障害は、膝の曲げ伸ばしが原因で起こります。膝の痛みなどが気になる場合は無理をせず、早期に治療を受けることが大切です。タナ障害でお悩みの方は、当院へお任せください。