肘内障について
肘内障(ちゅうないしょう)は、小さい子どもが悩まされることが多い症状です。ここでは、肘内障の原因や症状について詳しく説明していきます。
肘内障の原因
肘内障とは、肘が抜けた状態になる疾病のことです。普段は輪状靭帯(りんじょうじんたい)に包まれている橈骨頭(とうこつとう)が、引っ張りとねじれの力によって輪状靭帯から外れてしまう状態です。生後6ヶ月程度、とりわけ小学校に入学する前の子どもに起こりやすいのが特徴です。
肘内障の原因については、腕を強く引っ張られることで起こります。そもそも小さい子どもの身体は発達途中のため、大人のように肘の輪状靭帯と橈骨頭はしっかりと固定されていません。したがって、腕を強い力で引っ張られると、橈骨頭が輪状靭帯から簡単に外れてしまうのです。
また、寝返りが原因で肘内障を起こすケースもあります。成長に伴って骨格がしっかりしてくると、肘内障になるリスクは減っていきます。
肘内障の症状
肘内障の症状について説明すると、一般的に片腕がだらんと下がった状態になることが多いです。そもそも肘内障を起こすと関節に強い痛みを感じるため、腕を動かせなくなってしまうのです。
また、肘内障は骨折とは違うものなので、患部に腫れが生じることはありません。腕は動かせないが、手の指はしっかりと動かすことができるのも特徴です。さらに、肘内障になると、子どもは思いっきり遊ぶことができないので寂しそうな表情を見せることが多いです。
肘内障は当院にお任せください
お子様が突然手を動かさなくなった場合、肘内障の可能性があります。当院は幅広い年代の方々へ向けて施術を行っております。再発防止に導く手技をぜひご堪能ください。